勇気の問題かどうか

職場の後輩どうしの関係が悪い。
いがみ合いだったらまだよかったのだけど。
年上から年下へ、指導を通り越してすでにパワハラ的雰囲気を帯びている。

どうしたものかと上長と相談しているが、当人の受け取り方しだいではパワハラにあたるのでは?と訴えても危機感がない。
むしろ、理由があって指導している、つらくあたってしまうことに年上の方も悩んでいる、と擁護する始末。
年上の方は積み上げた信頼厚く、気配り上手で、可愛がられている。年下の方は確かに仕事ができないし、コミュニケーションが下手で、暗い。
上長にもバイアスがかかっていると思う。

この少人数の部署で、全くの中立な非当事者は今のところ私だけ。
なんだか、自分の正義感とか公平感とかの感覚がわからなくなってしまう。
もしかしたら私が年下の方に肩入れしすぎなのか?
いやしかし、何がどうあれ、指導という名目で人が傷つけられることはあってはならない。
そんなところを行ったり来たりしている。

見逃してきたのは私でもある。
年下の方から私へ相談があったわけではないから、彼女の気持ちがわからないとはいえ。
あるところでラインを超えたと判断して、割って入っても良かった。今思えば。でもそれは、上長がまずやるべきことだと思っていた。
今からでも個人的に割って入るべきなのか。
それには、勇気が要る。
私にも、上長や年上の方の後輩との関係ってもんがある。人の少ない職場で全員の関係が悪くなれば、それは悪夢だ。誰か辞めてしまうだろう。私含め。

勇気がないから言い訳しているだけだとも思う。
でも、勇気だけ持って突っ込んで行くのも間違いだと思う。
勇気を持って行おうとする行為も、ただ自分が綺麗でいたいだけ、自分がすっきりしたいだけ、そんな気もする。

吟味した結果タイミングを逃すのは、私の悪いところだ。慎重さや思考することの、裏表の短所。
だから、次のタイミングはきちんと見計らわなければ。
毎日、そう思ってすごしている。