産業カウンセラー養成講座を終えて

産業カウンセラー養成講座が終わり、ひと月ほど経つ。

最後の講座は15分の面接の繰り返し。短い時間でも、最初に比べたら圧倒的にたくさんのことを聴けるようになっている。
この1年、技術的にはブラッシュアップされたと思う。もちろん全くの未熟なのだけど、一応の私の目的は達成された。今の仕事の中でなかなか面接技術を研鑽する機会がないからと飛び込んで、結果的に効果を実感できている。
でも人の知識欲の火というのはそう容易くは消えないもののようで、やっぱりもっと学びたい。全然、足らない。

それに、「産業」カウンセラーの講座なのもあって、終盤の小論の課題では自分自身の仕事のこともとても考えさせられた。
実習では、クライエント役の時いつも仕事の悩みを話していて、自分で思ってる以上に私は今の職場に怒っている、呆れている、ってことにも気づいてしまった。
このまま今の職場に居続けるのかな?この仕事を続けていくのかな?
今の仕事の否定ではなく、これから私はどうしていきたいんだろうと考え続けている。

講座が終わった後も、グループのメンバーとはやり取りが続いていて、今は1月の試験に向けて勉強会などしている。
本当に、何のしがらみもなく一緒に試験勉強ができるなんてありがたいこと。
中年ともなると学生時代からの昔馴染みの友達も境遇がバラバラ。私の境遇に友達がどう感じるかもいろいろ。配慮して接しているとよく知っている人たちなのに疲れてしまう。
産業カウンセラーのメンバーたちも境遇は色々なのだけど、あれだけ自分を受け止めてもらえる経験をしているからか、安心して一緒に過ごせる。
大人になってからでもこんな関係が作れた。これが一番、私が得たもので大きいように思っている。

今は試験に向けて座学を頑張る!まずはここから。
受からないと何も始まらない。