同期が仕事辞めるんだわ

私、結構長く働いてる大人なんですが。

この度、たった1人しかいない同期が、全く違う業種に転職することになりまして。

 

その話を本人から聞いて以来、自分の内面で何が起こってるのかよくわからない。

自分も仕事辞めたくなってみたり。

なんだ全然悲しくないじゃんと思ってみたり。

普通を装って過ごしてみたり。

もやもやとそんなことしてても、着々と、彼の最終出勤日は近づくわけです。

上司がやたら私のことを心配してくるのだけど、いや別に彼が選んだ道ですし関係ないです、とか淡々と返事してる自分に違和感大。

 

初任者の頃、どんだけ2人で暗中模索してきたことか。

社内の愚痴をどんだけ言い合ったか。

途中からは私が結婚してしまったので、異性だからとの遠慮もお互いあって、そういう機会がとても減った。

でもそれでも、今晩の夕飯から日本の行く末まで、何でも喋ってたんだよな。

男性性らしくない彼と、女性性らしくない私は妙に似てるとこがあって、下手な友人より居心地良かった。

 

 

彼の退職に伴い、終わりかけのまま引きずってる青春が正真正銘に終了する。

という結論にたどり着きました。今日。

卒業なのですね。

これから一段大人になって、別々の道を歩むんですね。

 

というのも、

小沢健二が無性に聴きたくなって、通勤中流してたんだけど。

さよならなんて云えないよ、聴いてたら、あ、青春が終わるんだって込み上げてきたのだ。

歌詞読んだら泣けてきた。まさに今、こういう心持ち。

当時26歳のオザケンが放った時限爆弾おそるべし。

2度と戻らない美しい日々、だったんだ。

2人であれやこれや楽しんだり苦しんだりしたことを、思い出しもしない日がやってくる。

 

奮闘の日々を一緒に過ごして、なんとかやっと職業的なアイデンティティを確立してきた。

彼がいなかったら、つらくて挫折してたかもしれない。

一緒にいてくれてありがとう。ありがとう。