春が来る

さて。
長く書かないと書くのに勇気が要る。

仕事に疲弊して史上最悪のメンタルで年末年始を迎え、そして何とか産業カウンセラーの試験も終えて、気づけばあっという間に2月。
少しずつ気力が湧いてきた。

春が近づいてくるというのはやっぱり心に良いみたいだ。
球根植物の芽出しや開花には本当に助けられていて、私がひっそり泣いたり拗ねたりしている間にすいせんが咲き、最近はスノードロップに癒されなだめられ、今はクロッカスの花を恋しく待っている。
そのうちに沈丁花の香でもかいだら気も晴れていくのだろう。
庭仕事をしたり、山歩きしたり、無心になって自然を楽しめる日が来るのももうすぐだ。

産業カウンセラーの講座で一緒のグループになった人たちは、私も含めみなそれぞれバラバラに違う道を歩き始めている。それも、卒業間近みたいなきゅんとする感じがして春っぽい。
一緒の場にいた1年って、人生のほんの一瞬なんだなと思う。たった一瞬だけ、道が交差したのだと思うとなんだか愛おしい。
会ったり連絡取ったりする日がいつまで続くのかな。大人になって随分経って、出会いと別れを何回も繰り返してるとついそんなことを思ってしまう。なんだか切ないな。

人と遊ぶ約束も、少しずつできるようになってきた。長く会ってない友達にも、暖かくなったら一緒にあそこへ行かない?って。
偏屈だから人に会いたいと言うだけなのに変に理屈こねてしまいがちだけど、春を理由にするのは照れくさくなくていい。

早く、暖かくならないかな。